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折坂悠太 Lyrics


Yagaku こんな事もあるものか 留まっていられようか それは土手から川べりへ スパイラルを描くやぶ蛇です ここへは何度も来まし…
あさま 風が吹くたび浅間の山の 裾野をかける産声が やまぬ やまぬ やまぬ やまぬ 草のねぐらに別れを告げど 葉が葉を擦るざわ…
さびしさ 頃合いをみては ここでまた会おう 乱れ飛ぶ交通網を縫って やがておれたちは 砂浜の文字を 高波に読ませて言うだろう 「…
みーちゃん みーちゃんダメ どこ行くの みーちゃんダメ こんな夜更けに 草木が濡れて擦れる匂い みーちゃんダメ こっちにおいで み…
トーチ 街はもう変わり果てて 光も暮らしもない夜に お前だけだ その夜に あんなに笑っていた奴は 壊されたドア 流れ込む空気に…
丑の刻ごうごう 苔のむすのを 踏みうち踏みぬき 麓へ下る 水流る 箇所箇所廻り黒たび白たび 火元はいつも この私 あがらごうごごうごう…
このゲートをくぐる時 振り向けど 私がいたことを誰も知らず 眠りつくは持て余す暗闇を あなたと抱きしめた そんな事も …
口無し 昼日中 夢は終わる すぐ上がりそうな まだら雨が くちなしの愛を落っことす 宵街に (宵街に) ほのあかり すぐ乾きそ…
呼び名 君ゆきて 風はらむ 裸足で過ごす清しさを 忘れていることを 「裸足」と呼ぶもの 君ゆきて 風はらむ 庭にせり出す花の名…
坂道 坂道を駆け下りる この体に開かれた 世界を置き去りに 鳥のように駆け下りる 重心を低くとり 加速するこの命が 過ぎてく…
夜学 こんな事もあるものか 留まっていられようか それは土手から川べりへ スパイラルを描くやぶ蛇です ここへは何度も来まし…
安里屋ユンタ サー君は野中の いばらの花か サーユイユイ 暮れて帰れば やれほんに引き止める マタハーリヌ ツィンダラ カヌシャマヨ …
平成 平成 疲れてた それはとても どこにも行けず止まれずに 夕焼けよ 通りを覆え 赤くあれ 平成 眠っている 小さく熱く …



例えばおれは いつかの蜂 それを思えば ちょっとは笑ってくれるかな? どうぞ 例えばおれは いつかの蝶 それを思えば …
悪魔 日暮れの空に筆を投げて 画家が行方をくらます夜 運動場へ忍び込んで 消石灰で君を書いた 此れを咎めねば 戦争もかたなし…
抱擁 握る手は 生まれたままに 暖かく 拙い温度で 如何様にも 取れる素振りで 寄り添って 戸惑う腕の中 ああ ひねもす波を…
揺れる そちらは揺れたろうか 揺れたろうか 交わる事のない道なりに 地平を破いた風景が 通り過ぎてく 彼の地のあなたと呼び合…
旋毛からつま先 すんかすと虫が這って 死ぬる季節を連れてきた ねんごろの 欲望は 話を聞いてはくれないよ 現れたその気持ち 名前をつけ…
星屑 眠れぬ街 呼ぶ声を袖に 早足で歩く あの子を迎えに 優しい顔しないでいい ただ 眠っててほしい 私を待たずに 私を忘れ…
確かじゃないけど 春かもしれない 確かじゃないけど 春かもしれない 留めておく手は ないかもしれない けど 波はた…
朝顔 ねえ どこにいたの 窓辺には空白んで 僕につげる「また巡り逢うよ」と 真新しい街に 海鳴りがきこえて 手を振る誰かが …
どうするつもりでいるんだろう 今 動かずただ ここにいるよ 残されている手段がなくて なすすべなくただ ここにいるよ …
爆発 光が揺れてる 例えを拒んでる 私を見つめて わからずそらさずに もういいかい もういいかい 言葉つぐんだ悲しみよ もう…
犬ふぐり ここまで来たことは 誰にも話さない 足跡がここから 途絶えていることや 町役場の向かい 薬屋のカエルが あんまり日に焼け…
皆様 一筋 二筋と 湯気昇る街よ 夕刻の鐘の音 聞こえぬところまで 思えば今日までの 恥ずかしきことの数々 よろしく よろ…
稲穂 君は稲穂の揺れ方で 櫓を囲む輪の中へ 吹く風は私 呼びかけておくれ それは優しくしてくれる 黒雲来たり雨落ちて たれ…
芍薬 光化学スモッグを飛び超えるんぜ こんな物憂さな 通りにいて 遠く雲を分かつほど 息を止めて 差し込む光の下 朝はきぬ …
つもる話の山肌を ひとつ語らず下って行く 茜色した街並みを 時々見下ろして 消えぬ火種を連れてこうよ 臭い体で出かけよ…
荼毘 夕凪に 首を吊るその前に うた 一ふしを 生活に 梨の礫のえれじぃ いまだ いまここ あぁ ゆけどあてなく東海道 愛し…
逢引 かける はねる 真澄の空に手をかざす 喝采と悪口が 代わるがわる血を注ぐ つねる かわす 好き合うものに日が暮れる 互…
夜目も慣れない道に 24hのネオン 「今どこいるの」とそちら 「長くなるよ」と私 寂しいところ なんにもないところ …
針の穴 路肩の天使が 私に言うことにゃ 程なくここらは 嵐の只中さ そんなことわかってるから 手綱持たしてくれよ 今私が生きる…
何かがここを 通り過ぎたみたいだね 最後まで見通せない とても大きな体で 私のいる場所は 巡る朝の顔の上 命のいろいろ…
One, two 通り過ぎてみたいよ 漫画盛りの三叉路 想像において放った砲弾 貫通至らずもくさびだろうが フーガ …
海へ連れ立つあの渡り鳥は 過ぎし春の暖かさを覚えてる 揺れる葉のざわめき 蜜の青い味 急な雨に走る私 空仰ぐあなた 濡…
윤슬 橋のたもとに椅子があり それにもたれて 河を見てます こんなに夜が明るいのに 流れがどっちか わからないんです こちら…


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