花の三度笠
小畑実 Lyrics


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男三度笠 横ちょにかぶり
おぼろ月夜の 旅がらす
可愛や小柳 とめずにお呉れ
あけりゃ明日の 風が吹く
世話にくだけて エー 暮らしゃんせ

野暮な白刃にゃ からだを張るが
ままよにが手な 色出入り
こんな男に 惚れるなァおよし
末の苦労が 目に見える
想いつめずに エー 暮らしゃんせ

花の三度笠 柳がなびく
乱れごころで なぜなびく
知らぬ振りして 峠を越えりゃ




またも身に沁む 通り雨
想い出すよな エー ことばかり

Overall Meaning

The lyrics depict a man wearing a traditional Japanese hat called a sanbō kasa, walking during a moonlit night. He mentions not stopping to see the sights, but instead continues on his journey. He speaks of being a burden to others and living a difficult life. The next verse speaks of the dangers he faces, as he must put his life on the line in order to survive. He warns women not to fall in love with him due to the hardships he endures. He then goes on to describe his hat, which is adorned with flowers and is swaying in the wind. He is unsettled in his heart, but when he crosses a mountain pass, the rain falls and it refreshes him, reminding him of past memories.


Line by Line Meaning

男三度笠 横ちょにかぶり
A man wears a traditional cap called 'sando-gasa' tilted a bit to one side


おぼろ月夜の 旅がらす
He travels at night under the hazy moonlight


可愛や小柳 とめずにお呉れ
He stops by every cute and lovely place without fail


あけりゃ明日の 風が吹く
As soon as dawn breaks, the wind of tomorrow starts to blow


世話にくだけて エー 暮らしゃんせ
Just managing to get by with the minimum support is how he lives


野暮な白刃にゃ からだを張るが
He is ready to put his body on the line when faced with a crude steel sword


ままよにが手な 色出入り
He is skilled at changing his appearance depending on the situation


こんな男に 惚れるなァおよし
He warns women not to fall for a man like him


末の苦労が 目に見える
He knows the end will be hard and miserable


想いつめずに エー 暮らしゃんせ
He tries to go through life without worrying too much


花の三度笠 柳がなびく
His traditional cap with flower motifs flaps in the wind along with willow trees


乱れごころで なぜなびく
Why does it sway so much, even as his heart is in turmoil?


知らぬ振りして 峠を越えりゃ
Pretending not to know anything, he crosses the mountain pass


またも身に沁む 通り雨
Once again, a passing shower soaks his clothes and skin


想い出すよな エー ことばかり
He only recalls the words which made a deep impression on him




Writer(s): 佐伯 孝夫, 吉田 正, 佐伯 孝夫, 吉田 正

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Comments from YouTube:

甫 寺岡

小学校2~3年の頃の近くの映画館から流れていた懐かしい歌です

k太郎

懐かしい、花の三度笠、歌ってみましたが、ほとんど、✨忘れていました⁉️でも、ところ何処かは🎵思い出しました‼️懐かしい😃歌を、有り難うございました。🎵

陳茂坤

此名曲發表之年,剛好我出生,時間過得好快!? 🤣🥰🤣

末松延枝

小畑実さんのこの歌大好き🍀😌🍀ですねぇ🎵、若い頃良く聞きました。最高😃⤴️⤴️です。

溝上寛文

子供の頃ラジオで良く聞いた歌声です大変懐かしく聞きました有り難うございました。

またの名を次男坊鴉

秋になると、田舎の神社の大舞台で夕方からドサ回りの劇団の臭い芝居(失礼)が上演されます。午後の二時ごろになると、マイクテストを兼ねてレコ-ドが大音量で掛かります。この頃は決まって股旅物が多かったなぁ、遥か昔の懐かしい記憶です。2022/03/29

Koji Fujita

懐かしいですね。藤田

上田進

遠い、世界の片隅に住みて古の唐の詩聖杜甫の如く、とぼとぼと歩き、麓の森の中に入り込み、彷徨いしが、懐中に携えしボイス・レコーダーから、小畑実という懐かしき歌手の、大らかで、柔らかい、ソフトムードの、米国のエンターテイナーのビング・クロスビーを、思わせる心よき美声が響いてきたのであります。

どうして、こんなにも、懐かしいのであるのかと、いろいろの子供時代を思い出してみますと、小学五年生の時に観た、テレビ番組で、毎日、一週間連続で同じ映画を放送していたものヽ中に「高原の駅よさようなら」を毎日観て、主題歌を幾度も聞いていましたので、覚えて仕舞ったようで、今でも記憶に残っております。

これは、余談になるのかも知れませんがヒロイン役にあの喩えようもないほどの美人である香川京子さんが出ていたのであります。

私の中には、燦然と輝く三人の絶世の美女がありまして、かれこれ最早五十余年になります。

最初の1人目は、原節子さんであります。

2人目は、香川京子さんであります。

3人目は、吉永小百合さんであります。

小学生の頃から歌が大好きでありましたから、勉強そっちのけなので、宿題をした記憶はありません。私は、そのことが自分にとっては誠によかったことであると思っております。

私は、この「花の三度傘」を聴いておりますと、大人の気持ちが、分かったなと思ったのであります。恐らく美空ひばりのような鋭い感受性程には、遥かに何百分の一ぐらいは、私にも、あるのかもしれませんが、何かが、分かったのであります。あの歌の、冒頭に「花の三度傘 横ちょにかぶり」と、ありますが、あの、横ちょというところが、何とも言えぬ程い いのであります。あの部分で、この歌が急に軽くなり、子供でも入って行くことが出来るように思ったのであります。歌とは誠に不思議なものでありまして、ある時、何かヾ分かるのであると、直感したのであります。

最後になって仕舞いますが、この親しみやすき、名曲の作詞家は、佐伯孝夫であり、昨曲は、吉田正であります。この曲は両人の若き日の傑作であります。

小畑実は、この他に「湯島の白梅」があり、彼の代表的な三曲であります。

可の如く、何びとをも幸福を呼び寄せる大いなる天才に、賛辞を呈したいと思うのであります。

擱筆

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